Mリーグを観戦していると選手の起用方法に疑問を持つときはないですか?
選手が志願して出場する時もありますが、基本的に選手の起用方法は監督が決めているチームがほとんどのようです。
その監督について気になる人もいるでしょう。

監督の中にはプロ雀士の方もいます。
この記事では【2025-26最新】Mリーグ監督の一覧をチーム別に掲載し、就任年・交代情報・監督の役割も短く解説します。
各チームの監督についてどんな人なのかを書いていますよ。
監督はチームのために選手のサポートやメディア対応・YouTube活動などいろんな仕事があるようです。
そして時には選手の起用方法で批判を受けたりすることも…。
推しチームの監督を知れば、チームのことをもっと好きになり、Mリーグの観戦がさらに楽しくなりますよ。
Mリーグ 監督一覧
Mリーグ2025-26シーズンの各チーム監督一覧です。
チームの監督はオーナー企業又は関連会社の社員さん、そして選手兼任監督も25-26シーズンから誕生しました。
チーム名 | 監督名 | オーナー企業 | 就任年 | 交代情報 |
アースジェッツ | 川村 芳範 | アース製薬 | 2025 | 今シーズンより新規参入 |
ドリブンズ | 越山 剛 | 博報堂DYメディアパートナーズ | 2018 | 発足時から継続 |
風林火山 | 二階堂 亜樹 | テレビ朝日 | 2025 | 2025/5/27 就任発表 前監督:藤沢晴信 |
サクラナイツ | 森井 巧 | KADOKAWA | 2019 | 発足時から継続 |
ファイトクラブ | 滝沢 和典 | コナミアミューズメント | 2025 | 2025/6/30 就任発表 以前は監督不在 |
アベマズ | 塚本 泰隆 | サイバーエージェント | 2023 | 前任、藤田晋から交代 |
フェニックス | 茅森 早香 | セガサミーグループ | 2025 | 2025/6/3 就任発表 前任、近藤誠一から交代 |
雷電 | 高柳 寛哉 | 電通 | 2018 | 発足時から継続 |
ビースト | 高橋 暁 | ジャパネットブロードキャスティング | 2023 | 発足時から継続 |
パイレーツ | 木下 尚 | U-NEXT | 2018 | 発足時から継続 |
赤文字は選手兼任監督を表しています。

3チームが選手兼任監督を採用しています。
各チームの監督について

ここからは2025-26シーズン、各チームそれぞれの監督について紹介します。
Mリーグの監督は試合に誰を起用するのか決定、ドラフトの指名、取材などのメディア対応が主な仕事です。

YouTubeでの活動や選手のコンディションをチェックするのも大事な仕事。
アースジェッツ
アースジェッツの監督は川村 芳範さん。
アース製薬顧問で元取締役最上執行役をされていました。
自身で天和を2回、地和を3回、九蓮宝燈を2回達成している麻雀愛好家です。
ドラフトで指名したメンバーもここ最近でタイトルを獲得している選手ばかりで、麻雀ガチ勢だとよくわかります。
「記憶に残る、心に残る、歴史に残る麻雀をお魅せします!」と言っておられるように、アースジェッツが参入初年度から大旋風を巻き起こすかも知れませんね。
赤坂ドリブンズ
ドリブンズの監督は越山 剛さん。
ご自身も最高位戦日本プロ麻雀協会に所属するプロ雀士です。
Mリーグ初年度はドリブンズを優勝に導いています。
Mリーグ最初のドラフトでは知名度の高くなかった園田賢プロを1位で指名し、2019-20シーズンのドラフトでは無名だった丸山奏子プロを指名してファンを驚かせました。
規定によりメンバー変更となった2023-24シーズンのドラフト前には、難問のセレクションが話題になりました。(セレクションでは浅見真紀プロが選出。)
EX風林火山
風林火山の監督は二階堂 亜樹選手。
2025-26シーズンから選手兼任監督になりました。
亜樹選手といえば女流プロ雀士のパイオニア的存在で、ずっと麻雀界の人気を支え続けてきた大人気プロです。
Mリーグ初年度のドラフト1位で指名され、選手として優勝を経験しており、次は監督としても優勝を目指します。
ちなみに姉の瑠美プロは体調面を理由に退団されましたが、チームのサポートを続けるとのことです。
KADOKAWAサクラナイツ
サクラナイツの監督は森井 巧さん。
Mリーグ初年度の渋谷ABEMASのサポーターでしたが、パブリックビューイングにて藤田晋チェアマンと出会いMリーグ参入に誘われたそうです。
そこから急遽チームを作ることとなり、わずか2ヶ月弱でチームを発足が決定。
2021-22シーズン、レギュラー最終戦。パイレーツの瑞原選手とMVPを争っていた沢崎選手を「試合に出す」と事前に明言し、試合前から大盛り上がり。結果は瑞原選手に軍配が上がりましたが、直接対決に多くのファンが熱くなりました。(チームはこのシーズン優勝しています。)
情報の発信も多くチーム内の対局など楽しい企画を開催しており、Mリーグ全体を盛り上げようとしているのがとても感じます。
KONAMI麻雀格闘倶楽部
ファイトクラブの監督は滝沢 和典選手。
ファイトクラブは監督を置かず、担当マネージャーが監督としてのメディア対応をしていましたが25-26シーズンから選手兼任で滝沢監督となりました。。
滝沢監督誕生の発端は「タッキー監督ってどうですか?私はすごく良いと思うのですが」と伊達選手が言ったこと。長年の付き合いがあるチームメイトの寿人選手は「彼が受けるはずもないだろう」と思っていたそうです。
選手として不調が続いていたので、本人にとっても起爆剤になるかもです。
渋谷ABEMAS
アベマズの監督は塚本 泰隆さん。
Mリーグ初年度から2022-23シーズンまでは藤田晋Mリーグチェアマンが監督をしていましたが、優勝を機にチェアマンに専念することになり交代となりました。
塚本監督は学生時代に最高位戦日本プロ麻雀協会に所属していた経歴があります。
Mリーグ発足から運営にも携わり、Mリーグのゼネラルプロデューサーもされています。
セガサミーフェニックス
フェニックスの監督は茅森 早香選手。
Mリーグ開始時のドラフトでフェニックスから3位指名され、24-25シーズンでは選手として優勝しました。
前近藤監督の退任が決まった時、「チームをまとめていきたい」「このチームでずっと闘っていきたい」と感じ、新監督に立候補したい旨をチームに打診し快諾されました。
「打点女王」「1日1跳」などの異名がある茅森監督がチームをどう采配するのか楽しみです。
TEAM雷電
雷電の監督は高柳 寛哉さん。
ご自身も日本プロ麻雀連盟に所属するプロ雀士です。
Mリーグ1年目は瀬戸熊選手にプレーイングマネージャーとして選手起用を託していましたが、シーズンの途中からは高柳監督が決めることにしたそうです。
2021-22シーズンではマイナス1200ポイントを超える記録的大敗になりましたが、2022-23シーズンでは初のファイナル進出を果たし、3位となりました。
BEAST X
ビーストの監督は高橋 暁さん。
BSJapanextの番組プロデューサーをされています。
新チームを作るにあたって1名をオーディションで選び(優勝は菅原千瑛プロ)、開幕戦は番組視聴者の投票で起用選手を決めるなど、ファンを楽しませてくれました。
BSJapanextでチームの番組を無料で見ることができ、ファンもコメントをすることができます。
U-NEXT パイレーツ
パイレーツの監督は木下 尚さん。
監督ご自身は「麻雀は社会人になって始めた」と言われ、チームのマネージャーをされている折戸プロは最高位戦日本プロ麻雀協会に所属しています。
試合後すぐに選手の路上感想戦がX(旧Twitter)であったり、YouTubeでの「おしえてパイレーツ」はチーム設立からずっと続いていてファンから大好評です。
Mリーグの入れ替え規定で選手が入れ替えになった際、「圧倒的に勝つ」ことを掲げ、シン・パイレーツとしてスタートしています。

パイレーツの感謝祭で一緒に写真を撮れせてもらいました。

過去には監督たちで対局したことも
過去には選手ではなく監督たちで対局したこともあります。
『Mリーグ 2020 前哨戦 監督スタッフスペシャルマッチ』が2020年9月12日に開催されました。
対戦したのは当時の監督&スタッフさんたちです。
- 越山 剛
- 森井 巧
- 藤田 晋(前アベマズ監督)
- 高柳 寛哉
- 藤沢 晴信(前風林火山監督)
- 石田 進矢(前格闘倶楽部マネージャー)
- 木下 尚
- 高畑 大輔(元フェニックス監督)
MリーグスタジオでMリーグのルール・トーナメント方式で行われ、選手たちが控室で見守る中、負けられない真剣勝負は大盛り上がり!
最強位のタイトルを獲得したことがある藤田晋監督に注目が集まりましたが、麻雀歴の浅いサクラナイツ・森井監督とパイレーツ・木下監督が見せ場たっぷり!!

この対局で『木下ワールド』の言葉もできたのよ。
最後の最後までどうなるかわからない熱い戦いを繰り広げ、優勝したのは風林火山の藤沢監督でした。
監督たちの対局はABEMAプレミアムに加入することで見ることができます。

まとめ
「エムリーグ(Mリーグ/mリーグ)に所属するチームの監督についてお伝えしました。
チームの監督はオーナー企業又は関連会社の社員さんで、選手兼任監督も誕生!
今は3名の選手兼任監督ですが、今後はこういった監督も増えてくるかもしれませんね。
野球やサッカー等と違い、Mリーグの監督の仕事は見えにくい部分が多いです。
ですがチームの勝利のため、選手のサポートやドラフトの候補探しなどをされています。
選手の起用方法で批判を受けたりする場面もありますが、監督の采配を信じて推しチームが勝利するよう応援しましょう!
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今回は以上です。

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